
Interview by Dylan Robertson.
Japanese Translation by Izumi Nakayama.
ビクター・チャンは1999年にヨガを始め、様々な人に癒しを感じてもらいたいという思いからヨガを指導しています。
ビクターは2004年12月に陰ヨガの創始者ポール・グリリー氏と出会い、陰ヨガと解剖学のティーチャートレーニングを修了しました。その後、ポールとサラ・パワーズに師事しさらに練習を重ね、2007年にレジデンシャルヨガティーチャートレーニングプログラムをサンフランシスコで修了しました。
中国人としてビクターは、中医学や気功術、道教や仏教や儒教などの哲学からインスピレーションを受けています。
2005年よりビクターは、シンガポール、マレーシア、タイ、日本、香港、中国などアジア全域において指導を始め、総数500人以上の陰ヨガインストラクターを輩出してきました。
フルタイムのプロのヨガ講師になる前は、ビジネスの世界にいたと聞いています。
そうですね。ビジネス界にいて、マーケティングマネージャーとして米国企業で働いていました。
どうしてヨガの指導者になる道を選んだのですか?
難しい決断でしたね。多くのヨガ講師と同じように、プロのヨガ講師になると最初に決めたときは、それがどんなに大変なことなのか考えてもいませんでした。それでも、大幅な収入減に備えてちゃんと準備はしていました。それでも、プロとして食べていくのがどんなに厳しいのか分かっていませんでした。
仕事を辞めた後は、次の給料日を待つあいだ時がとても長く感じられました。その頃が一番大変だった時期と言えます。フルタイムのヨガ講師になって、クラスをたくさん持てるよう頑張っていましたが、実際はそれほど指導の機会はありませんでした。おそらく、アジアの他の国の先生方が最初にヨガを教え始めるときと同じような経験をしたのではと思っています。それにしても本当に時間がかかりました。落ち着けるまで、ビジネスの現場を去ってから2年以上もかかりました。2年たって経済的に安定してはきたものの、心情的にはまだまだ不安定でした。とういのは、私はどこに居るべきか、自分の続けていることに意義があるのかなどという考えで頭がいっぱいだったのです。そういう意味では、フルタイムのヨガ講師になるのに苦しい時期を経験しましたね。

フルタイムで仕事をしている人がヨガ講師養成トレーニングを終えて、「ヨガの先生になろうかな。ヨガを教えるなんて素晴らしい挑戦だし、楽しい生活になりそう。」と思っているとしたら、その人にどんなアドバイスをしますか?
ティーチャートレーニングプログラムでは、生徒に何度も言っています。まず、今の仕事が好きじゃないからといって仕事を辞めないこと。なぜヨガの先生になりたいのか、なぜヨガをシェアしたいのか、強い動機と理由が必要です。生徒にいつも、まず落ち着いてヨガの先生になった自分を想像してみなさいと言います。色々なスポーツクラブやフィットネスセンターやヨガスタジオに、ばらばらの曜日や時間に行く様子。めちゃくちゃに忙しく走り回って、ヨガの先生として生き残るために頑張っている様子。そこまで想像して、自分自身に尋ねて下さい。こんな生活をどれだけ続けることができるだろうかと。もしヨガを教え続けたいという強い動機や理由が見つからなかったら、その生活を続けるのは難しいでしょう。実際に、多くの人がほんの短い間フルタイムで教えて、すぐにもう完全に教えることを辞めてしまって他の職に就いたりします。こんなことはしょっちゅうです。私ですら、先ほど言ったように企業で働くことを辞めて2年たち、ヨガ講師として安定した収入を得られるようになってからも悩んだりするのです。「今していることを続けるべきか?」「意味はあるのか?」と自分に深く尋ねては自己探求しました。もしなぜ続けるべきか分からないのであれば、早々にギブアップすることになるでしょうね。
陰ヨガに深く関わる前に、運動量の多い他のヨガで怪我をされたと伺っています。なぜ陰ヨガに移行したのか、陰ヨガから受けた影響、それによってどう成長したか教えて下さい。
新しいヨガを始めたヨギーは、夢中になって練習をしがちです。ある意味それはいいことで、私もそうでした。最初にまずハタヨガを知りました。それから次にアシュタンガヨガに夢中になり、ダイナミックな動きのある他のヴィンヤサヨガと同様に相当にはまりました。すごく楽しんでいて、そんな時は何か問題が起きるなんて考えもしないものです。週末はいつもヨガの練習をし、アシュタンガヨガを始めて4年がたった時、だんだんと関節、特に膝とももの裏あたりに不調が出てきました。自分の練習方法を考え直さなければならない時期にきていたのです。
それからポール・グリリーと出会い、2002年から彼のもとでトレーニングを始めました。その頃、彼は「陰ヨガ」とは特に呼んでいなくて、ただ自分のヨガの練習をしているだけでした。初めて陰ヨガをしたとき、本当にすごくスローだと思いました。そのクラスのことを今でも覚えてますよ。何回か顔を上げて、周りがまだ同じポーズなのか、自分だけが取り残されているのか確認したものです。でも、5日連続で一日2時間ずつ続けてから、体がすごく変化してきていることに気づきました。そして、自分の体の中で一体どんなことが起きているのか、とにかく理解したくなったのです。練習の後は決まってひどく疲れ、これも驚きでした。ホテルに戻って考えてみました。が、一度もジャンプスルーやハンドスタンドやヘッドスタンドをしていない。実際、ダイナミックな動きは何一つしていないのに、かなり疲労するのです。筋肉や関節の内側が引き締まるように感じました。ポールにその話をしたら、ただ休みなさいと言われました。
それは本当に初めての体験で、それまで私の知っていたヨガとはぜんぜん違うのです。何の動きもないこのヨガに興味がそそられ、もっと知りたいと思いました。明らかに体の中で何かが起きている。それで、ポールに会いに行って言いました。怪我をしていると。でもアシュタンガヨガのクラスをまだ続けたい。どうすればいいのか分からないと。どうすればアシュタンガヨガを続けられるかと聞きました。今思い返すと、こんな質問をするなんてバカだったなと思います。ただヨガにすごく興味があるだけの、普通の練習者だったなと思います。怪我をしたときは、それに従って練習方法を変えるべきということを知りもしませんでした。そのときは若くて、頑固で、自分にとってプラスにならないのにダイナミックなヨガに囚われていたのです。だから彼は、陰ヨガをもっと練習するようにと言ったのでしょう。
シンガポールに戻ってきて、それでもアシュタンガヨガを諦めきれませんでした。だからまだ練習を続けました。でも練習するたび、膝とももの裏がものすごく痛みました。この痛みから抜け出す方法がまったく分かりませんでした。それで、一度アシュタンガは休憩して陰ヨガをもっとしようと思ったのです。これが私の経験です。陰ヨガにだんだんはまってきた頃、痛みの感覚は徐々に薄くなっていきました。それで、もっと陰ヨガの練習に時間を費やしました。怪我を治すため、ダイナミックなヨガからゆっくりなペースでリラックスしたヨガスタイルに移行したのです。私にとっては学びのプロセスで、本当に役に立ちました。2年間陰ヨガを練習した後、だんだん膝とももの裏の痛みはなくなっていきました。一方、陰ヨガをしながらもハタヨガは続けていました。ただ、激しい動きのヨガで自分を痛めつけるのは止めました。この頃からちょうど完全に回復し、ダイナミックな動きを含め何でもできるようになりました。怪我をした人は、怪我が治るまでは体の使い方を良く考える必要があると思います。
動きのあるヨガから陰ヨガへ移行するときに、難しいのは練習ではありません。それよりむしろ考え方の習慣です。「これしか練習してないし、これしか汗をかいていない。今日一日本当にヨガの練習をしたといえるのか?」と思ってしまうことです。適切にマインドセットをして、陰ヨガは問題解決のために行うと考えるようにする必要があります。私にとっては難しいシフトでした。でも、結果が見え始めたとき、陰ヨガには本当に治癒力があると理解でき、もっと陰ヨガに時間をかけるようになりました。これが運動量の多いヨガから陰ヨガに移行したプロセスです。

私も似た経験がありますし、多くの人が無理をして特にハムストリングに炎症を起こしがちです。もし誰かが「早く柔軟性を身に付けたい」と言ってきたら、どう答えますか?
まず、柔軟性がヨガの練習で最も難しいという訳ではありません。ヨガをある程度したら、柔軟性はだんだんできることを理解してほしい。ここで大事なのは、柔軟性をどう安全に高めていくかです。体にスペースがあまりない場合、関節にスペースがあまりない場合、可動域に制限があるので体の調整に選択肢は少ない。無理に負荷をかけるとして、何にかけるのでしょう。そうすべきでないもの、つまり靭帯や腱にではないですか?筋肉の筋はとても硬いし、短い。負荷をかけられる箇所は他にありません。安全に歩きたいとき、筋肉の筋の中心部分を使って歩くでしょう。筋肉の端の方、靭帯や腱ではないはずです。初心者が怪我をしやすいのはこういう理由からです。
ヨガ初心者には、陰ヨガと陽ヨガの両方をするように勧めます。また、関節と関節のあいだに隙間を作る必要があります。ハタヨガクラスや他のヴィンヤサやパワーヨガに戻ったときには、関節の可動域はもっと必要になってくる。可動域が広ければ、体の動かし方の選択肢がもっと増えます。関節にほとんど隙間がなく、どうもできないのに筋肉を激しく使うと、怪我をする可能性が高まります。
陰ヨガでは、とても安全にポーズを取ることができます。年齢に関係なく、クラスのペースについて行くことに心配は要りません。全てのポーズを3~5分くらいかけ行います。ここではペースは問題ではないのです。怪我をした人、体のとても硬い人に向いています。筋肉の伸縮や激しいストレッチは勧めません。リラックスしてポーズに集中するので体を痛めたりしません。重力と、体の配置を利用します。時間をかけてゆっくり行います。時間をかけることが陰ヨガで最も大事なことの一つです。そして体をリラックスさせながら、しばらくの間ホールドします。だんだん深層部分に動きが感じられます。これが私たちの求めているものです。陽ヨガでは、筋肉の筋に働きかけます。陰ヨガでは、その筋を囲んでいる深層部分に働きかけます。陰ヨガと陽ヨガを一緒に練習し、お互いに補強し合うことで、内的にも外的にも違いを感じることでしょう。
ヨガの心の面に興味がある人のために、動きや運動量の多いアサナと陰ヨガの静止の対比について話してくれますか?
何年もヨガの練習をしているのに5分間座っていることすらできない、と嘆いている人がたくさんいます。ポーズを取り、ただ座っているだけというのは想像を超えることなのでしょう。ここから分かるのは、彼らが繰り返し行っていることは何か間違っているということです。習慣というのは、 何か自分にしっくりと来ること、何かになじみ深くなることを言います。多くの人にとって習慣となっていないのは「静止」です。人は自己を、労働や行為や活動といった動的なものと結びつけています。それを自分の特徴の一つとして認識し、別の側面があることを知りません。それは、静止する能力があるということ。穏やかに静かにしていられるのです。自分が何者であるのか、その半分だけ認識することは、残りの半分のことは考えず無視することです。それで、静止できない、瞑想ができない、集中できないなどと言う。自分が何者なのか考えず無視する場合、何か別のものであるとの認識をする。それが人の選択です。
問題は、生来の穏やかさや静かさを認めず、もともとの自分になるのを許さないこと。それでは、自己を観察できないので心の向上は難しいでしょう。もともとの精神性を深く掘り下げるための練習なのです。陰ヨガは、瞑想や静寂を学びたい人の架け橋になるのです。まず、体に教え込む必要があります。もともと静止する能力があると体に理解させる訓練をします。身体が静かに落ち着いたとき、プラナのエネルギーはより強くなります。こうして動きのサイクルを静めていきます。それができたら、呼吸はとても自然になり心はもっと落ち着きます。交感神経を活性化させてしまわないよう、呼吸は静かに落ち着いて行います。
ヨガをするときは副交感神経を刺激します。落ち着けば落ち着くほど、呼吸はより自然に静かに行えます。瞑想を練習するなら、体のどこにも力をいれずに、自然な呼吸を続けながら5分間ポーズを取れるように練習して下さい。できなければ、座って瞑想をするのは難しい。5分間のアサナの静止を蓄積することで、自ずと耐えられるようになり、60分の瞑想もできるようになるでしょう。
陰ヨガでは3~5分のポーズの静止を重ねて練習をします。これに耐えて瞑想への経験を蓄え、身体を造る訓練をするのです。いつも動いていてこの変化への訓練をせずに瞑想を始めるのはかなり難しいでしょう。座禅を組むならこの訓練はいっそう重要です。いつも無風で穏やかでいられるよう訓練すれば、瞑想はもっと楽にできます。私が瞑想に求めているものは、体や心が不自然な状態にあるのではなく、自然でオープンな状態です。ですから陰ヨガでまず静止の練習をすることが大事なのです。
日本には何回くらい来ていますか?
何度も来ています。ヨガの先生になったとき、10年以上前から来ています。最近は5、6回来ています。たいていは年に2、3回くらいですが。
シンガポール生まれの中国人として、 中国と日本の文化の違いをどう思いますか?
中国と日本の文化には、根源が同じということから、重なる部分がたくさんあります。その共通の文化があることで、日本人には教えやすいですね。ティーチャ―トレーニングコースでは、概念を説明するのに漢字をよく使います。太極拳について説明するとしても、日本人にとっては全く遠い話ではありません。陰と陽について話をするとき、日本人にとっては全く複雑な話ではありません。同じ根源と、共通の歴史の理解があるので、教えるのは比較的簡単です。ですから、よく受け入れられていると思います。
中国の漢字は日本語に上手く翻訳されていると思いますか?看板を読んだり、ホワイトボードを使って教えることは簡単ですか?
そうですね。漢字で書いた方が日本人によく伝わることもあります。伝えようとしていることの意味をより深く正確に表現できます。言語が違ってもとても便利ですね。英語で説明しなくてはならないのですが、それに関する漢字を見れば、もっと深い意味を伝えることができます。陰陽ヨガや陰陽の基本について説明するときに大変役立ちます。
日本と中国の文化にはどんな違いがありますか?
違いはたくさんあるでしょう。日本人は中国の文化を取り入れて、独自の文化に深めていったのです。例えば、お茶やどこにでもあるモチは、寺と同じように中国から伝わったものです。京都を訪ねるたびに、中国の歴史を思い出しますよ。寺の様式が7世紀の中国のものと同じだからです。残念なことに、中国にはそういった様式の寺は、多くが破壊されてしまい、ほとんど失われてしまいました。京都にある主な五重塔は、7世紀に中国で造られたものと同じ様式です。今日中国で同様のものを探すのは難しいですが。
日本の書道や茶道を見ると、それらに関連する言葉についてあらゆる点で中国文化がもとにあることがわかります。しかし、もちろんそれぞれに翻訳された名前はありますが。おそらく、もともと中国からきたものだとは思われていないですし、純粋な日本語だと思われています。ここは違和感を感じます。中国の歴史を勉強すると、仏教の伝来や王朝同士の関係や、皇帝と侍や他の王との関係など、7世紀にはたくさんの関係があったことが分かります。
中国哲学を含む多くのものが漢字で日本に伝わりました。例えば仏教の経典。中国では失われてしまったものが、あとで中国の哲学者によって発見されましたが、彼らはそれを探すために日本に来なくてはなりませんでした。そして再び中国に持ち帰ったのです。仏教に関しては特に多くの場合、中国では資料がなくなっていて、漢字で書かれたもの全巻が後から日本で発見されたりしています。それらは中国に戻されました。私は中国の歴史と文化に感謝しています。日本の文化を見れば、二つの国の関係がどうであったか理解できるのです。
「ヨガ」という言葉はインドから来ていますが、気功や色んな種類のヨガなど、中国には色々な伝統がありますね。あなたのバックグラウンドは中国ですが、陰ヨガを教えてくれた先生はアメリカ人で、その先生は中国人の先生に習った。面白い縁ですね。これについてはどう思いますか?
「ヨガ」はもともとサンスクリット語から来ています。ここから思想が伝わりました。この思想とは、進化と統合のことです。そこで問われるのは、この文化はインドにだけ存在するか、他の文化では見られないものだったかですが、答えは明らかにノーです。特にヒマラヤ地方について語るとき忘れられがちですが、この地方の大部分はチベットを通じて中国に属しています。また、シルクロードのあった中央アジアはさらに広く中国に属していて、ここがヒマラヤへのルートです。シルクロードと仏教のおかげで、中国とインドの間には伝統的に深いつながりがあります。仏教が中国に伝わる前に、道教の考えがありました。道教の思想では、陰陽の極性という二元論を超えて、統合状態を目指す方法について教えています。チベットでは、7世紀に仏教が伝来しています。
ヒマラヤ地方ではヨガ的な教えが存在しますが、独自の言語ですからそれぞれ別の名称を持ち、各地域でそれぞれの教え方があります。ですから、陰ヨガでは道教の用語を使っています。私たちを取り巻く自然や、私たちの体にもともとある陰陽など、道教の教えや方法でもって説明しようとしています。道教の教えとは、両極性が存在し、それは常に進化し二つの極は変わり続け、時にその状態や二つの比率が入れ代わったりする。そういう考え方です。そしてこのバランスを探し、本来の状態に戻らなければなりません。それは計画的なものではありません。自然であるべきです。その状態に戻るべきなのです。それができれば、もうエネルギーをほとんど、むしろまったく使わなくてもよいのです。それは自然な状態を既に身に付けたということ。ですから頑張る必要はありません。大きなエネルギーを使う必要がありません。そしてエネルギーは温存されます。エネルギーが全て温存されたとき、精神が育まれるのです。
道教では、精神を育むためエネルギーは温存されるべきという教えを説いています。内臓に関して言えば、腎臓に地球のエネルギーをどう満たしていくかで、腎臓のエネルギーはやがて脳と腎臓自体を育みます。経絡はこのように繋がっています。そうなれば、瞑想は自然にできるようになり、瞑想のために静止している必要はありません。自然に瞑想に入れます。心が心を観察しているので、座っていようが歩いていようが、話していようが何をしていようが集中して瞑想できるのです。心が身体、会話、活動を認識します。瞑想は活発なものです。多くの人は瞑想はただ座ることだと思っています。それは、瞑想に入る一つの方法でしかありません。禅の歴史をひも解けば、瞑想の練習はとても活動的であるとあります。トイレ掃除をしているときに瞑想をしているかもしれません。庭の手入れをしながら、料理をしながら瞑想をしているかもしれません。しかし、初心者は座禅で瞑想して集中することが大事です。そしてだんだん日常の作業と一緒にしていきます。空間を動き回りながらも瞑想していられるのですが、これは秒単位で長くできるようになるのがいいでしょう。
日本は瞑想の本場であり、ちょっと外へ行けば地元のお寺で瞑想を学べるのに、なぜ外国人の我々から瞑想を学ぶのでしょう。外国人ヨガインストラクターとして、また他の外国の先生方にお会いしていても、この点が不思議に思います。
瞑想は成長するために、その人が選ぶ道でありプロセスです。国が経済的に豊かになり発展する過程で起きる文化的なシフトです。これが現在の中国で見られる現象です。想像してみてください。中国に戻って、中医学や中国哲学などの完全に忘れられた話をしたとしましょう。あらゆる言葉は漢字として理解できますが、聞いたことはあってもその意味はなんだろうか?誰も知りません。これが、今の日本社会で起きていることなのです。たくさんの人が瞑想に興味を持っています。みんなどのようにやるのか知りたいのです。問題は、彼らが準備できているか。大事なのは、瞑想をするために体の準備をどうするかです。
瞑想を学ぶうえで最初に乗り越えなければならないことは、技術ではありません。体です。もし腰が硬かったら、もし腰に少しも柔軟性がなかったら、自然な体勢で座っていることは難しいでしょう。瞑想を学ぶためには、まず体の抵抗を乗り越えなければならないのです。私はヨガの瞑想を学ぶ前に、仏教の瞑想を学びました。18歳のときに瞑想を学びはじめましたが、そのとき既にこれは難しいと思っていました。関節は大丈夫でしたが、10分座るたびに脚がしびれて何も感じなくなりました。ほんとに大変でした。私はまだ若く、こんなこと起こるはずない、こんなに体の抵抗があるのに瞑想なんてできるものか、と思っていました。
ヨガを練習して蓮の花のポーズが自然にできるようになって初めて、瞑想を学ぶときに最初にすることは体の抵抗を乗り越えることだと理解し始めました。このことが、陰ヨガが瞑想を学びたい人にとても役立つ理由です。今日本で瞑想が人気なのは、禅の文化が根本にあるからだと思います。日本人は瞑想のプロセスについてほとんど知らないけれど、人々は禅という素晴らしい文化に回帰しているのです。強く興味を惹かれている人が増えています。ですから瞑想を行うためには、ゆっくりと体を準備させていくことが重要です。
今回はどれぐらい日本にいらっしゃいますか?
今回は10日間くらいいる予定です。5日間インヨガの理論と実践トレーニングを開催します。これは基礎的なコースですね。陰ヨガ経絡トレーニングも行います。これは、もっと上級の人向けで、五元素を理解するためのコースです。
日本にはどれくらいの頻度でいらっしゃいますか?近々クラスに参加する機会はありますか?
10月に京都に行きます、「ヨガスマイル」というイベントでヨガを教えます。経絡トレーニングとワークショップも何回か開催する予定です。もしかしたら京都から東京へ来るかもしれませんが、まだ未定です。
最後の質問です。お気に入りの日本食は何ですか?
わぁ!たくさんありますよ、食べないほうがいいのは分かってますけど。とても甘いから。あんこと、抹茶アイスクリームが好きなんです。わらびもちのような伝統的な和菓子は何でも好きですね。日本に来るたび、そういうお菓子を食べずにいられないんです。日本にはお気に入りの食べ物がたくさんありますね。
このインタビューはYouTubeで見ることができます(英語)
ビクター・チャン先生について詳細は、こちらをご覧ください。
www.YinYogaInAsia.com
インタビュー:David France 日本でのSomatics Yoga
感覚意識は個人や社会の変化への基礎になるという認識に感銘を受けました。David Franceは、心(精神)と身体の練習法を幅広く追求しています。DavidはRodney YeeとDonna Farhiと共にヨガインストラクターのトレーニングを受けてから、Body-Mind Centering校で身体教育学の資格を取り、タイ専門のアユールベーダーとオーソペディックマッサージなどのセラピストでもあります。1993年からサンフランシスコのZen CenterでYvonne RandとReb Andersonを師事に、禅や瞑想を実践しています。2006年、彼は更に格闘技と禅の研究を進める為にサンフランシスコから日本へ移りました。現在は、アジアとアメリカでヨガと具体的な肉体的動作の解剖学を教えており、個人的にsomaticセラピーと身体改善を研究しています。
ヨガのプロになるには
ここで言う「ヨガのプロ」とは、複雑なヨガのポーズを簡単にバランス良くキープできる人を指します。一般的にヨガの技術を習得するために必要だと言われるレベルは3つあります。ですが、ヨガを始めるにあたって、この3つのレベルをこなすことは決して難しいものではないと、はっきり述べておきます。同じ手法が繰り返し使われていることに気づくでしょう。
リアリティーチェック(現実の認識・確認=自分と向かい合う)
4月はあらゆることで新たなスタートの月です。みなさんは、何かを始めましたか?体も柔らかくなり、ヨガの練習も一段と楽になってきたのではないでしょうか。ヨガは単なるポーズの練習、運動ではありません。インドではマインド(内面、心など)のヨガはもっと重要とされています。ハッピーでヘルシーなライフスタイルは、バランスのとれたマインド、ボディ、スピリットから成り立ちます。引き続き、マインド・ヨガと婚活を組み合わせたテーマで綴ります。
ヨガ・エイド・チャレンジ2012
2012年4月29日、東京ミッドタウンで今年もヨガ・エイド・チャレンジが開催されました。このワールドワイドのチャリティ ヨガ イベントの日本での初開催は2008年、今年で5年目を迎えました。今年は785人が参加し、150万円を超える寄付が集まっています。
HelloYoga.com パーティー #04
HelloYoga.com と Be Yoga Japan がコラボレートして、インフォーマルでシンプルな楽しい集まりを開催。ヨガに興味をお持ちの方同士の交流をお手伝いすることができました。みなさん新しく楽しい体験にたくさん挑戦し、心と体、そして魂に1晩で刺激を与えました。入場券の収益全額の50%が日本の小児がん患者と家族の生活改善を目指すチャリティー、タイラー基金に寄付されます。
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